バトルシステム◎動画だけを見るとアクションRPGのようにも見えるFF13の戦闘。
FFでお馴染みのアクティブタイムバトルがベースになっているのですが、
やはり
バトルの肝はオプティマ。
これは本当に良かったです(´▽`)

敵の弱点に合わせてメンバーの役割、パーティーの動きを変えていく・・・
というのはプレイされた方ならよく分かっているでしょう。
展開が非常にスピーディーで、少しの選択ミスで即ゲームオーバーに
なったりもします。
はじめは「こんな敵勝てるの?」と思っても、オプティマを見直すと
あっさり勝てたりして、なかなか戦略的です。
従来のRPGの戦闘というよりも、
リアルタイム・シミュレーションゲームみたいな気がしました。
敵の弱点を探るライブラが活躍するのも良かったと思います。
ちょっと嫌だったことをあげると、ザコ戦が長くなりがちなこと。
HPもインフレし過ぎ。
その結果、ボス戦もボスだとあまり感じませんでした。
グラフィックは最高峰ダンジョンのグラフィック、キャラの動きなど
視覚的なものは紛れもなく最高レベルです。
プリレンダリングのムービーは、
感動モノですね(´▽`)
快適さはなかなか、ロードの速さはスゴイインストール無しでもロード時間が気にならず、
すごいと思いました。
メンバーを変えるとオプティマがリセットされたり、
アイテム名から何のアイテムかが分かりにくい点は
マイナス。
音楽は及第点発売前から話題になっていた、通常戦闘BGMの「
閃光」。
PVからMP3に換えて、ウォークマンで聞くほどでした笑
この曲のおかげで、バトルもより楽しめたと思います。
ただし、この他は耳に残るようなBGMは個人的に皆無。
サンレス水郷のBGMなど、非常に心地良いものはありましたが、
記憶に残るまでの神曲はありませんでした。
多くは同じ曲(メインBGM、閃光)のアレンジですし・・・
また、FFっぽいと思える曲もほとんど無かったのも残念でした。
FFのメインテーマ、勝利のファンファーレが無いのは
疑問に思いました。
ファンファーレが無いのは、FF初じゃないでしょうか。
バトル終了時のあの無機質な音は虚しいです。
せめてボス戦だけでもファンファーレを使ってほしかったです^^;
究極の一本道
発売直後から「一本道」と話題になりましたが、
最後の最後まで
本当に「一本道」でした^^;
はじめの方はチュートリアルだし、と思ってましたが
まさか最後までとは・・・
ダンジョンだけならまだしも、寄り道できる街らしい街が
無いのも非常に残念。
RPGといえば散策する楽しみが醍醐味だと思います。
ストーリーの都合もありますが、ただ黙々と前に進んでいる
時間が多かったです。
ミニゲーム0FF7・・・ゴールドソーサー、スノボー etc
FF8・・・カードゲーム
FF9・・・カードゲーム、縄跳び etc
FF10・・・ブリッツボール
と、FFでは下手な携帯アプリより遙かに面白い
ミニゲームがあります。
しかし、街にも入れないFF13には
ミニゲームなんてありません。
あんなMGS4もどきの遊びは、ミニゲームに入りません!
印象の薄いダンジョンダンジョン内・フィールドのグラフィックは素晴らしいのですが、
これまた印象的なダンジョンは非常に少ないです。
仕掛けも○ボタンを押すだけの簡単なものばかりで、
「“あのダンジョンは”大変だったな~」とかはありません。
唯一名前を覚えているのは「サンレス水郷」と「テージンタワー」。
テージンタワーの仕掛けの陳腐さには、興ざめでした。
ストーリーは×、とくに10章以降がダメすぎる1~4章くらいはウォーミングアップという感じ。
これからどんどん面白くなっていきそう、という期待を胸に
バトルが楽しんでいました。
そして5~9章辺り。
コクーンを目指し、物語が盛り上がってきます。
ロッシュとがスノウ対峙するあたりは熱いです。

ロッシュ
そして10章以降。
あまりに遅すぎた
グラン=パルスへの到着。
いつまでたっても単調なダンジョン(グランパルス以外)に、
そろそろ飽きてくる。
ただマップ上の◎(目的地)を目指すのみ。
イベントがあると思えば、キャラクターの葛藤みたいなのを
見せられるばかり。
個人的にストーリーは9章がピークでした。
オートクリップ機能ストーリーの概要、キャラのプロフィール、敵の情報を
メニュー画面から見ることができる機能。
物語の確認には便利ですが、ここで過去の話や
ストーリーを文字だけで語ったりされます。
進んでいくとどんどん増殖。なんじゃこりゃ。
個人的に、これでストーリーを説明するのは大反対。
奇跡?ことあるごとにストーリーに出てくる「奇跡」。
“これはゲームだから”というレベルを超越していて、
リアルなグラフィックで描かれた世界に対比されて
非常に滑稽にみえました。
主人公が朝起きて、顔を洗って歯を磨いたらラスボスが死んだ!
これは奇跡だ!間違いなく奇跡!!
というくらい意味不明でした。
終わり方もあまりに酷かったと思います。
話が面白い・面白くない、好き・嫌いのレベルではありません。
意味が分かりませんでした^^;
ライバルの存在感が不足FFに限らず、ストーリーあるものにはやっぱり
ライバル・宿敵のような奴がいます。
FF7ならセフィロス、FF8ならサイファー・イデア
ドラゴンボールならフリーザ・セル・魔神ブウ
みたいに。
FF13にはそんな器のあるキャラクターは、いなかったと思います。
シド、ロッシュ・・・出番が少ない
ダイスリー・・・宿敵と言えば宿敵
各ファルシ・・・人間じゃない
基本的にサブキャラの出番が少なく、で、コイツ何なん?
なキャラばかりです。
FF13で一番いいキャラなんじゃ?と思ったロッシュでさえ、
扱いは非常に悪くて残念でした^^;
シドの相棒も、人気が出そうなキャラでしたが
残念ながら出番はほぼありませんでした。
ファイナルファンタジー的には30点、
普通のゲームとしてなら50点
全てはファイナルトレーラーで終わっていた発売前に公開された
ファイナルトレーラー。
これは今見てもすばらしく、何て面白そうなんだと思います。
しかし、
物語の核となる部分は、ほぼこのトレーラーで出尽くしていると言っても過言ではありません。
ロッシュとスノウが対峙して「君1人の命と、コクーン市民数千万の命を・・・」
というやりとりも、中盤のクライマックスです。
ムービーですらほぼこれが全てで、ゲームだけで見れるものは
限られています。
つまり、
これだけ本気のシーンを入れるしかない程、
見所の少ないシナリオという意味です。
そして、先にも書きましたが、FFのメインテーマと
勝利のファンファーレが聞けないこと。
従来のFFを変えたいと思うのは勝手ですが、それなら
「ファイナルファンタジー」という名前で出すのを止めれば?
と思います。
「
HD画質での初のFF本編」ということで、発売前からかなり期待していました。
期待していた分、ガッカリ度も大きくなってしまうのですが、
FFブランドにはその大きな期待に応えてほしかったです。
そういう意味で30点。普通のゲームとして買って、プレイしていたら50点~です。
【補足】
「昔のFFシリーズと比べて面白くないから30点」と誤解された方が
おられるようですが、私の持っていたFF13への期待に対して
満足度30%という意味です。
総評バトルシステムは非常に楽しめます。
クリアできたのは、ひとえにこのシステムのおかげです。
グラフィックとあわせて、PS3を持っているなら
一度は体験しておきたいですね。
良い点もたくさんあるのですが、ここに書ききれない程の
気になる点・悪い点でほぼかき消されてしまいます。
シナリオは何とかならなかったの?と、ただただ思います。
良い文章を見つけたので、コピペしておきます。
『FF13の主人公たちはいったいなにをしたのか?』
敵の策に乗せられているとわかりつつ、主人公たちは
コクーンを守るために同じくコクーンを守るために戦うロッシュと戦い、
和解した瀕死のロッシュを明らかに危険な場に放置し
騎兵隊がシ骸化して自分ら以外にもう誰もオーファンを倒さないとわかっているのにもかかわらず、
なぜか自らオーファンの元へたどり着き、オーファンを倒せばコクーンが壊れると知りつつ戦い、
最中にいきなりファングが仲間がシ骸になるのが嫌と仲間を裏切りコクーン破壊を志願し、
その上仲間がシ骸になるが、なんと奇跡で復活し、奇跡がうちらの得意技と称して迷いもなく策もなく
コクーンを守るためにバルトアンデルスの目論見どおりオーファンを倒す
当然コクーンの全機能は落ち、パルスに激突する寸前に
しかしなんと奇跡によってヴァニラとファングがクリスタルとなって物理的にコクーンを支える。
コクーンを破壊したことによってルシの使命は果たされ主人公たちはクリスタルになったものの、
ついでに奇跡でクリスタル化もルシの烙印も解けた
そこに奇跡によってクリスタルから目覚めたセラとドッジが現れ、
全てのライフラインを絶たれ、地獄に放り出されたコクーン市民の横で、「絶対、幸せにするぅ!」
ストーリーに関して、私が言いたいこと・疑問が凝縮されています。
次から次へと開発者が作った通りにフィールドを進めさせられ、
なぜこのキャラクターがここに居て、こういう行動をするのか、
という説得力が感じられませんでした。
役割を演じるゲームではなく、役割を演じさせられているゲームでした。
各項目を、A~Eの5段階と、+-で簡単に採点。
ストーリー E---
グラフィック A+
熱中度 C
自由度 E-
バトル(雑魚) A
バトル(ボス) B
快適さ B-
総合 C-いくらグラフィックが綺麗で、ロードが短くても
それだけでゲームが面白くなることはありません。
スクエニの技術力を感じると共に、HD化で外見を飾った結果
中身が薄くなるなら、HDになんてしなくて良いです。
中古への戻りもかなり早いようですが、納得です。
スクエニからも、「FF13を最後までプレイされましたか?
もし途中でやめたのなら理由はなんですか?」という
アンケートが来ましたし笑
新品でも値段が下がってきていますので、4000円くらいなら
買っても良いと思います(´▽`)
ヴェルサスXIIIは、XIIIと違い野村哲也さんが
中心となって制作されているようです。
ヴェルサスXIII(PS3)とアギトXIII(PSP)には期待、ということで
長いレビューを終わります(^_^;)
管理人のFFプレイ歴:
VI(ちょっとだけ)、VII、VIII(途中まで)、IX、X(途中)
CCFFVII、ディシディアFF
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■ファイナルファンタジーXIII オリジナル・サウンドトラック
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